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レイラ・カーティス Layla Curtis
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CV:ゆめぱんだ
❁トルコキキョウ
♪だれかの心臓になれたなら
固有魔法:一人きりの夜《アウローラム・スペーロー》
固有武器:レイピア
誕生日:7/20
年齢:18歳
身長:160cm
家族構成:父、母
好きなもの:家族
嫌いなもの:綺麗ごと
好きな食べ物:オムレツ
嫌いな食べ物:椎茸
幼い頃から才媛と知られた名家の一人娘。
頭の回転が速く、他人の感情を察することが得意。
両親から厳しい教育を受けて育ってきた。
ミアの存在に救いを見出している。
鳥になりたかった。
物心のついた幼い頃。重力に逆らうかのように、悠々自適に空を飛びまわる鳥に憧れた。自由になりたかった。厳しい家の教育から。両親の喧嘩から。理不尽な親戚の期待から。何もかもを放り出して、自由になりたかった。
大きくなってから知った。鳥だって、重力から自由ではないと。生まれたときから組み込まれているプログラムにしたがって、自然法則の檻に囚われて生きている。自由なんて、この世界のどこにも存在しない。そう悟った。
だから、諦めて服従した。求められる型に、流動体の自分を当てはめた。与えられた役割を演じてさえいれば、苦しくないと思った。そうすることは、思っていたよりもずっと簡単で。続けているうちに、空っぽの自分だけが残った。苦しさは消えたけれど、虚しさが後味に残った。
それでも周りの人間は、レイラよりもずっと自由に幸せに見えた。それは、誰かに愛されているからだと知った。裏返せばつまり、不自由で不幸なレイラは、誰にも愛されていないということだった。彼らが求めているのは、レイラの演じる役割。レイラ自身ではない。
耐えがたいその事実から逃れるように、残った一粒の空虚を埋めるように、アイドルを志した。ひとりでは形を保てないどろどろの「私」を、支えられる何かを見つけたかった。
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